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2018年5月6日日曜日

12.人は、自己評価基準を持っており、これにより自己を査定、評価し、これに合わせて自己賞賛や自己非難、報酬や罰を自分自身に与えることができる。(アルバート・バンデューラ(1925-))

自己評価基準

【人は、自己評価基準を持っており、これにより自己を査定、評価し、これに合わせて自己賞賛や自己非難、報酬や罰を自分自身に与えることができる。(アルバート・バンデューラ(1925-))】
(a) 人は、自分のために自分で開発した評価基準を、持っている。
(b) 人は、この評価基準により、自分自身の行動や、行動の結果を査定、判断し、自分自身を肯定的に評価したり、否定的に評価し、自信が持てなくなったりする。
(c) 人は、自己評価に合わせて、心理的に自己賞賛や自己非難をしたり、社会的、物的な報酬を与えて甘やかしたり、罰を与えて傷つけたりすることができる。

(出典:wikipedia
検索(アルバート・バンデューラ)

 「目標の追求において、人生の初期の段階から、人々は自分の行動とその結果である前進・進歩を評価し、それに合わせて自分自身に報酬を与えたり罰を与えたりする。
そうすることにより、さらに前進できるようにするが、場合によっては自分への働きかけがうまく行えないこともある(例:Bandura,1989; Carver & Scheier,1990)。

自分でみてよいと思えたなら自分自身をほめるなど、自分の達成について肯定的あるいは否定的に感じるかもしれないし、自信がもてない場合もあるだろう。

人は、自分に心理的、社会的、そして物的な報酬や罰を、自分で与えることができる。つまり、自分のために自分で開発した基準を用い、自分自身を査定し、自分自身についての内的な判断者、報酬-罰の管理者になるのである(Bandura,1986; Higgins,1990,1997)。

自己賞賛や自己非難、自分で与えるごほうびやお仕置き、自己を甘やかしたり傷つけたりすること、自分をほめたり逆に非難したりするなどは、人がよく行っていることである。」
(ウォルター・ミシェル(1930-),オズレム・アイダック,ショウダ・ユウイチ『パーソナリティ心理学』第Ⅶ部 各分析レベルの統合――全人としての人間、第17章 自己制御――目標追求から目標達成へ、p.548、培風館 (2010)、黒沢香(監訳)・原島雅之(監訳))
(索引:自己評価基準、自己賞賛、自己非難、報酬、罰)

パーソナリティ心理学―全体としての人間の理解



(出典:COLUMBIA UNIVERSITY IN THE CITY OF NEW YORK
ウォルター・ミシェル(1930-)の命題集(Collection of propositions of great philosophers) 「個人が所有する自由や成長へのわくわくするような可能性には限りがない。人は可能自己について建設的に再考し、再評価し、効力感をかなりの程度高めることができる。しかし、DNAはそのときの手段・道具に影響を与える。生物学に加えて、役割における文化や社会的な力も、人が統制できる事象および自らの可能性に関する認識の両方に影響を与え、制限を加える。これらの境界の内側で、人は、将来を具体化しながら、自らの人生についての実質的な統制を得る可能性をもっているし、その限界にまだ到達していない。
 数百年前のフランスの哲学者デカルトは、よく知られた名言「我思う、ゆえに我あり」を残し、現代心理学への道を開いた。パーソナリティについて知られるようになったことを用いて、私たちは彼の主張を次のよう に修正することができるだろう。「私は考える。それゆえ私を変えられる」と。なぜなら、考え方を変えることによって、何を感じるか何をなすか、そしてどんな人間になるかを変えることができるからである。」
(ウォルター・ミシェル(1930-),オズレム・アイダック,ショウダ・ユウイチ『パーソナリティ心理学』第Ⅶ部 各分析レベルの統合――全人としての人間、第18章 社会的文脈および文化とパーソナリティ、p.606、培風館 (2010)、黒沢香(監訳)・原島雅之(監訳))

ウォルター・ミシェル(1930-)
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