005a_必ずわかる難問題1
世界3と心身問題
★何百年も議論されても、明確に解けたと思えないような難しい問題が、いくつかあります。その中の一つ。
宇宙が誕生し、星々ができ、地球上で生命が生まれ進化して、人間が生まれ、心を持つようになった。
私たちは、たしかに、自分で考えて、自由に選択する、Aを選ぶか、Bを選ぶか? しかし人間も、物質には違いなく、宇宙を支配している物理学の法則に従っているはずだ。
生命とは何か?
意識とは何か?
人間に自由意志はあるのか?
未来は選べるのか?
しばらくは、ポパーの考えたことを、
紹介してみたい。
(1)物質の世界を世界1、心の世界を、世界2と呼ぶことにする。ポパーは。もう一つの世界があるという。世界3だ。世界3とは、人間の心が作ったものの世界だ。
(2)たぶん誰でも、ごく素朴な直感として、物質の世界1の存在を、確信している。
(3)ところが良く考えると、物質があると思っているのは、私ではないのか。科学や技術は、物質の世界を、解明している? 私が勝手に思っているだけということはないのか。少なくとも、私の心の世界2は存在する。
(4)私は決して他者の心の世界2を経験できないが、他者の心の世界2も存在する。
(5)物質の世界を解明しているという科学や技術とは何か。誰か個人の心の中にあるというようなものではない。それは、膨大な書籍に書いてあったり、コンピュータシステムに記録されたデータやプログラムだったり、観測機器や製造装置だったりする。これらは、物質の世界1の存在だ。仮に、人間が滅びて1人もいない世界を考えると、これらの物質の塊が何か働き出すことはない。
(6)ところが、これらの、人間の心が作り出したものが、人間と相互作用しあうと、宇宙の秘密を解き明かしたり、ロケットを飛ばしたりできる。
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