未来のための哲学講座 命題集 Propositions of great philosophers
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命題集(記事一覧)
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2020年6月21日日曜日
36.a)外界と身体の変化(b)対象,驚き,既知感(c)関心,注意(d)視点(e)表象の所有感(f)発動力(g)原初的感情.これら全てが,その担い手である中核自己の存在を感知させ,全ての表象がその内部での現象であると感知させる.これが意識である.(アントニオ・ダマシオ(1944-))
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意識ある心 【(a)外界と身体の変化(b)対象,驚き,既知感(c)関心,注意(d)視点(e)表象の所有感(f)発動力(g)原初的感情.これら全てが,その担い手である中核自己の存在を感知させ,全ての表象がその内部での現象であると感知させる.これが意識である.(アントニオ・ダマシ...
2020年6月18日木曜日
35.身体と身体状態の表象が,中核自己を生む.身体状態が記憶,想起され,自己の身体状態のシミュレーションが可能となる.やがて,他者の身体状態のシミュレーションによって,他者の意図や情動が理解可能となる.(アントニオ・ダマシオ(1944-))
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身体状態のシミュレーション 【身体と身体状態の表象が,中核自己を生む.身体状態が記憶,想起され,自己の身体状態のシミュレーションが可能となる.やがて,他者の身体状態のシミュレーションによって,他者の意図や情動が理解可能となる.(アントニオ・ダマシオ(1944-))】 (1...
2020年6月17日水曜日
34.背景的情動は,内的状態の指標であり,中核意識と密接に結びついている. 疲労,やる気,興奮,好調,不調,緊張,リラックス,高ぶり,気の重さ,安定,不安定,バランス,アンバランス,調和,不調和などがある。(アントニオ・ダマシオ(1944-))
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背景的情動 【背景的情動は,内的状態の指標であり,中核意識と密接に結びついている. 疲労,やる気,興奮,好調,不調,緊張,リラックス,高ぶり,気の重さ,安定,不安定,バランス,アンバランス,調和,不調和などがある。(アントニオ・ダマシオ(1944-))】 全般的に追記。 ...
33.必ずしも意識化されない情動誘発因が情動誘発部位を活性化し、身体と脳の多数の部位へ波及することで原自己が変化する。これら対象と原自己の変化が2次構造にマッピングされ、中核自己を構成する諸感情が発現する。(アントニオ・ダマシオ(1944-))
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情動と中核自己の発現 【必ずしも意識化されない情動誘発因が情動誘発部位を活性化し、身体と脳の多数の部位へ波及することで原自己が変化する。これら対象と原自己の変化が2次構造にマッピングされ、中核自己を構成する諸感情が発現する。(アントニオ・ダマシオ(1944-))】 (3)...
2020年6月16日火曜日
無意識の信号検出、精神機能、ニューロン活動が存在し、持続時間が500ms以上で意識化されるとする仮説は、知覚や認知の変容現象を解明する可能性を与える。変容には、その人独自の経験、歴史、情動が反映される。(ベンジャミン・リベット(1916-2007))
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意識内容の変容 【無意識の信号検出、精神機能、ニューロン活動が存在し、持続時間が500ms以上で意識化されるとする仮説は、知覚や認知の変容現象を解明する可能性を与える。変容には、その人独自の経験、歴史、情動が反映される。(ベンジャミン・リベット(1916-2007))】 ...
無意識の精神機能が、持続時間500ms以上で意識化されるとする仮説は、意識と無意識が脳の同一領域で生ずることを示唆する。ただし、機能が複数の段階、複数の脳の領域と関係する場合は、事情はもっと複雑である。(ベンジャミン・リベット(1916-2007))
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意識と無意識 【無意識の精神機能が、持続時間500ms以上で意識化されるとする仮説は、意識と無意識が脳の同一領域で生ずることを示唆する。ただし、機能が複数の段階、複数の脳の領域と関係する場合は、事情はもっと複雑である。(ベンジャミン・リベット(1916-2007))】 ...
無意識の精神機能が、持続時間500ms以上で意識化されるとする仮説は、意識されない刺激、知覚でも、意識的な知覚、選択、行為に影響を与え得ることを示唆する。(サブリミナル効果、プライミング)(ベンジャミン・リベット(1916-2007))
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サブリミナル効果 【無意識の精神機能が、持続時間500ms以上で意識化されるとする仮説は、意識されない刺激、知覚でも、意識的な知覚、選択、行為に影響を与え得ることを示唆する。(サブリミナル効果、プライミング)(ベンジャミン・リベット(1916-2007))】 サブリミナル...
2020年6月15日月曜日
合理性の前提にある「状況」には少なくとも3つの意味がある。真に客観的な状況に応ずる仮想的な合理性、行為者が現実に認識している状況に応ずる現実的な合理性、行為者が認識すべき状況に応ずる規範的な合理性である。(カール・ポパー(1902-1994))
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状況の3つの意味 【合理性の前提にある「状況」には少なくとも3つの意味がある。真に客観的な状況に応ずる仮想的な合理性、行為者が現実に認識している状況に応ずる現実的な合理性、行為者が認識すべき状況に応ずる規範的な合理性である。(カール・ポパー(1902-1994))】 合理...
2020年6月14日日曜日
仮説的推測的知識の客観性の本質は,推論を反駁し,テストで反証しようとする他者の存在である.また,科学と擬似科学を区別するのは理論の反証可能性である.自由な批判とテストによって誤りが除去されていく.(カール・ポパー(1902-1994))
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仮説的知識の客観性の本質 【仮説的推測的知識の客観性の本質は,推論を反駁し,テストで反証しようとする他者の存在である.また,科学と擬似科学を区別するのは理論の反証可能性である.自由な批判とテストによって誤りが除去されていく.(カール・ポパー(1902-1994))】 (1...
帰結による合理的討論によっても,各自の原理の外へは出れないという反論に対する再反論.相手の原理を無視し自己強化するのでなく,自他の原理を超えた,より包括的な真理の探究という原理によって乗り越え可能である.(カール・ポパー(1902-1994))
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より包括的な真理の探究 【帰結による合理的討論によっても,各自の原理の外へは出れないという反論に対する再反論.相手の原理を無視し自己強化するのでなく,自他の原理を超えた,より包括的な真理の探究という原理によって乗り越え可能である.(カール・ポパー(1902-1994))】 ...
2020年6月11日木曜日
合理的討論の前提には無条件的な原理があり(独断論),原理自体は討論の対象外で(共約不可能性),全て同等の資格を持つ(相対主義).これは誤りである.原理は常に誤謬の可能性があり,その論理的帰結によって合理的討論ができる.(カール・ポパー(1902-1994))
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フレームワークの神話 【合理的討論の前提には無条件的な原理があり(独断論),原理自体は討論の対象外で(共約不可能性),全て同等の資格を持つ(相対主義).これは誤りである.原理は常に誤謬の可能性があり,その論理的帰結によって合理的討論ができる.(カール・ポパー(1902-199...
推論知には権威が存在せず,確証理論も例外ではない.誤りは不可避で,学びの契機であり,自己批判と知的誠実さ,他者批判の必要性と尊重,寛容の原理が要請される.批判は真理のため,人でなく理論に関し理由と論拠によってなされる.(カール・ポパー(1902-1994))
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知にかかわる倫理 【推論知には権威が存在せず,確証理論も例外ではない.誤りは不可避で,学びの契機であり,自己批判と知的誠実さ,他者批判の必要性と尊重,寛容の原理が要請される.批判は真理のため,人でなく理論に関し理由と論拠によってなされる.(カール・ポパー(1902-1994)...
行政や学術階級の人々を実務面でも理論面でも支配している経済理論が,現実的な経済社会の特徴とは違う,特殊な場合にしか正しくない理論だとすれば,それを実際に応用したら,間違った方向を示して散々な結果を招いてしまう.(ジョン・メイナード・ケインズ(1883-1946))
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経済理論 【行政や学術階級の人々を実務面でも理論面でも支配している経済理論が,現実的な経済社会の特徴とは違う,特殊な場合にしか正しくない理論だとすれば,それを実際に応用したら,間違った方向を示して散々な結果を招いてしまう.(ジョン・メイナード・ケインズ(1883-1946))...
12.科学者・技術者は,組織的な仕事に携わることで,個人的な意図がどうであれ,ある特定の社会的な役割を担わされる.その仕事の意味,社会に与える影響がどれほど重大なものであっても,推進力は科学者の純粋で私的な探究心なのである.(高木仁三郎(1938-2000))
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探究心と社会的責任 【科学者・技術者は,組織的な仕事に携わることで,個人的な意図がどうであれ,ある特定の社会的な役割を担わされる.その仕事の意味,社会に与える影響がどれほど重大なものであっても,推進力は科学者の純粋で私的な探究心なのである.(高木仁三郎(1938-2000))...
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