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2017年12月26日火曜日

概念をよく区別し、それが属しているものにのみ帰属させること。ある困難な問題を、それに属していない概念によって説明しようとするとき、われわれは必ず間違う。(ルネ・デカルト(1596-1650))

概念のクラス

【概念をよく区別し、それが属しているものにのみ帰属させること。ある困難な問題を、それに属していない概念によって説明しようとするとき、われわれは必ず間違う。(ルネ・デカルト(1596-1650))】
 「私はまた、人間のすべての知識は、これらの概念をよく区別し、それらおのおのの概念をそれが属しているものにのみ帰属させることに存する、とみなしています。というのは、われわれがある困難な問題を、それに属していない概念によって説明しようとするとき、われわれは必ず間違うからです。われわれが、これらのうちのある概念を他の概念で説明しようとするときも同じです。なぜなら、それらは原初的なのですから、それらのどれも、それ自身によってしか理解され得ないからです。感覚を使うことによって、延長や図形や運動の概念は、他の概念よりもはるかにわれわれに親しみやすくなっていますから、われわれの誤りの主要な原因は、普通これらの概念を使ってそれに属していないものを説明しようとすることにあります。」
(ルネ・デカルト(1596-1650)『デカルト=エリザベト往復書簡』一六四三年五月二一日、p.19、[山田弘明・2001])

デカルト=エリザベト往復書簡 (講談社学術文庫)




ルネ・デカルト(1596-1650)の命題集(Collection of propositions of great philosophers)
(出典:wikipedia
 「その第一の部門は形而上学で、認識の諸原理を含み、これには神の主なる属性、我々の心の非物質性、および我々のうちにある一切の明白にして単純な概念の解明が属します。第二の部門は自然学で、そこでは物質的事物の真の諸原理を見出したのち、全般的には全宇宙がいかに構成されているかを、次いで個々にわたっては、この地球および最もふつうにその廻りに見出されるあらゆる物体、空気・水・火・磁体その他の鉱物の本性が、いかなるものであるかを調べます。これに続いて同じく個々について、植物・動物の本性、とくに人間の本性を調べることも必要で、これによって人間にとって有用な他の学問を、後になって見出すことが可能になります。かようにして、哲学全体は一つの樹木のごときもので、その根は形而上学、幹は自然学、そしてこの幹から出ている枝は、他のあらゆる諸学なのですが、後者は結局三つの主要な学に帰着します。即ち医学、機械学および道徳、ただし私が言うのは、他の諸学の完全な認識を前提とする窮極の知恵であるところの、最高かつ最完全な道徳のことです。ところで我々が果実を収穫するのは、木の根からでも幹からでもなく、枝の先からであるように、哲学の主なる効用も、我々が最後に至って始めて学び得るような部分の効用に依存します。」
(ルネ・デカルト(1596-1650)『哲学原理』仏訳者への著者の書簡、pp.23-24、[桂寿一・1964])

ルネ・デカルト(1596-1650)
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