感染症の問題と国際社会の不正義
【マラリアは、予防も治療もできる病気にもかかわらず、毎年2億人以上が感染し、40万人以上が亡くなっている。なぜか。この問題を掘り下げていくと、国際社会の不正義と経済格差の問題が浮かび上がってくる。(岸本聡子(1974-))】「コロナが、これだけ国際的な政治課題になっているのは、先進国、とくに富裕層も含めて影響を受けているからでしょう。感染症でいえば、いまでも毎年、2億人以上がマラリアに感染して、40万人以上が亡くなっています。予防も治療もできる病気にもかかわらず、です。こうした状況を国際政治が無視し続けてきたのは、貧しい国や地域に限定された病気だからです。感染症の問題を掘り下げていくと、国際社会の不正義と経済格差の問題が浮かび上がってきます。」
(番外編(上):【オンラインで聞きました】公共サービスを守り、不安定雇用をなくす:コロナ危機後に必要な変化(岸本聡子)<岸本聡子<マガジン9
(索引:感染症,マラリア,国際社会の不正義,経済格差)