注意
3種類の注意機構が区別される。(a)呼出、(b)指向、(c)実行的注意(マイケル・ポズナー(1936-))
3種類の注意機構
①呼出 (alerting)。いつ注意を向ければよいかを合図し、警戒レベルを調節する。
②指向 (orienting)。何に注意を向ければよいかを合図し、関心の向いた対象を増幅する。
③実行的注意 (executive attention)。 注目された情報をどう処理すればよいかを決め、与えられた課題に関連する処理を選び、実行を制御する。
①呼出 (alerting)。いつ注意を向ければよいかを合図し、警戒レベルを調節する。
②指向 (orienting)。何に注意を向ければよいかを合図し、関心の向いた対象を増幅する。
③実行的注意 (executive attention)。 注目された情報をどう処理すればよいかを決め、与えられた課題に関連する処理を選び、実行を制御する。
以上のシステムは、脳活動を大規模に調節し、そのため学習が進みやすくしうるが、学習を間違った方向に向けることもある。この三点について、一つ一つ検討してみよう。」
(スタニスラス・ドゥアンヌ(1965-),『脳はこうして学ぶ』,第3部 学習の四本柱,第7章 注意,p.202,森北出版,2021,松浦利輔,中村仁洋)