フランシス・ベーコンの夢
【フランシス・ベーコンの夢:理想と考える一つの法体系、あるいは国家の最良の様態、型を記述すること。(フランシス・ベーコン(1561-1626))】「この寓話はわがベーコン卿が、人々の益となるよう、自然の解明と、数々の驚嘆すべき大規模な装置の製造のために設立される学院―――「サロモンの家」または「六日創造学院」と呼ばれる―――の雛型あるいは概要を示そうとされたものであります。
卿はそこまでは書き終えておられました。
誠にその雛型は壮大かつ高尚、すべてを模倣することは到底不可能でありますが、その中の多くは人間の力で実現可能なものであります。
卿はまたこの寓話において、一つの法体系、あるいは国家の最良の様態、ないしは型を記述する意図をお持ちでした。
しかしながらそれは長くなることを予知され、その前にぜひとも「博物誌」の編纂をしたいという願いに従われることになりました。
ご覧のように『ニュー・アトランティス』を(英語版に関する限り)、「博物誌」のあとに置くのは、わが卿が意図されたことであります。この著述は(その一部が)「博物誌」と密接な関連があるとお考えになっておられたのです。」
(ウィリアム・ローリー(1588頃-1667)『ニュー・アトランティス』読者に、p.6、[川西進・2003])
(索引:フランシス・ベーコンの夢)
![]() |

(出典:wikipedia)

(フランシス・ベーコン(1561-1626)『学問の進歩』第一巻、八・六、pp.109-110、[服部英次郎、多田英次・1974])(索引:学問の船)
フランシス・ベーコン(1561-1626)
フランシス・ベーコンの本(amazon)

検索(フランシス・ベーコン)


心理学ランキング