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2020年5月10日日曜日

"道徳言明に特有の意味は、情動を表出するために言明されるところから生じる"とする情動主義は、道徳言明の真偽を問うことはできず、道徳的議論は単に効果的に相手の情動を喚起する心理戦とみなしてしまう。(大庭健(1946-2018))

道徳の情動主義

【"道徳言明に特有の意味は、情動を表出するために言明されるところから生じる"とする情動主義は、道徳言明の真偽を問うことはできず、道徳的議論は単に効果的に相手の情動を喚起する心理戦とみなしてしまう。(大庭健(1946-2018))】
(出典:古書店三月兎之杜
大庭健(1946-2018)の命題集

「“道徳言明に特有の意味は、情動を表出するために言明されるところから生じる”とするスチーヴンソン(Stevenson,C.)の理論であった。この考えは、情動主義(emotivism)と呼ばれ、多くの理論家によって彫琢が加えられたが、やはり大きな欠陥をかかえていた。すなわち、言明の意味が「情動の表出」に尽きるのなら、言明の真偽を問うことはできず、したがって道徳言明を用いた議論は、より効果的に情動を表出して相手を動かそうとする「心理戦」にすぎなくなる、という危惧である。」
(大庭健(1946-)、以下の著作の解説:ジョン・マクダウェル(1942-)『徳と理性』、p.259、勁草書房(2016)、大庭健(監訳)・(訳))
(索引:道徳の情動主義,情動,道徳)

徳と理性: マクダウェル倫理学論文集 (双書現代倫理学)


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