正道
【外交においては、ものごとの道理と正義に殉ずる覚悟の精神がなければ、十分な成果を収めることなどできない。相手への畏縮、道理と正義を曲げた従順は、軽侮を招き、真の友好も得られない。(西郷隆盛(1828-1877))】外交においては、ものごとの道理と正義に則り、仮にそのために国が倒れても後悔はないというほどの覚悟の精神〈正道を踏み國を以て斃るゝの精神〉がなければ、十分な成果を収めることなどできない。相手の強大に畏縮し、円滑を主として、道理と正義を曲げて相手に従順になるときは、相手から軽侮を招き、かえって真の友好も得られずに、相手の思うままになってしまうだろう。
「正道を踏み國を以て斃るゝの精神無くば、外國交際は全かる可からず。彼の強大に畏縮し、圓滑を主として、曲げて彼の意に順從する時は、輕侮を招き、好親却て破れ、終に彼の制を受るに至らん。」
(西郷隆盛(1828-1877)『遺訓』17(集録本『西郷南洲遺訓―附・手抄言志録及遺文』)p.11、岩波文庫 (1939)、山田済斎(編))
(索引:外交、正道)
『遺訓』<西郷隆盛(1828-1877)<青空文庫
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(出典:wikipedia)
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(西郷隆盛(1828-1877)『遺訓』7(集録本『西郷南洲遺訓―附・手抄言志録及遺文』)p.7、岩波文庫 (1939)、山田済斎(編))
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