2018年6月13日水曜日

クライエント中心療法(カール・ロジャーズ(1902-1987))

クライエント中心療法

【クライエント中心療法(カール・ロジャーズ(1902-1987))】
(1)臨床家の寛大さと無条件の受容が、クライエントとの間に誠実さの雰囲気を醸成し、共感的な関係を樹立する。
(2)クライエントがどのように考え、理解し、感じているかを、クライエントから学ぼうとする。「行動を理解するために最も有効な視点は、その人自身の内的参照枠からのものである」。
(3)クライエントが面接のあり方を決めることが目標であり、臨床家はそこに生じる感情を正確に反映し明確化しようとすることで、クライエントの「成長」すなわち自己実現を促進する環境を提供しようとする。
(出典:wikipedia
カール・ロジャーズ(1902-1987)の命題集(Collection of propositions of great philosophers)
検索(カール・ロジャーズ))
検索(Carl Ransom Rogers))
 「ロジャーズは、共感的な面接をもとにした関係性重視の治療を追求した。フロイト派のように、精神力動や転移を重視することは徹底して放棄した。その代わりに、クライエントに無条件の受容的な関係と、「成長」すなわち自己実現を促進する環境を提供しようとした。この関係は、解釈よりも、共感的理解と感情の受容を中心に組み立てられたが、解釈そのものは必ずしも排除されていない。この学派の臨床家は相対的に「非指示的」である。クライエントが面接のあり方を決めることが目標であり、臨床家はそこに生じる感情を正確に反映し明確化しようとする。
 現在ではパーソンセンタード・セラピーともよばれているクライエント中心療法では、治療者の側の寛大さと無条件の受容が、個人的な誠実さの雰囲気を醸成する。心理学者は「客観的」測定への志向と、テストを用いることをやめるよう要請される。その代わりに、クライエントがどのように考え、理解し、感じているかを、クライエントから学ぼうとする。「行動を理解するために最も有効な視点は、その人自身の内的参照枠からのものである」(Rogers,1951,p.494)。中心的関心は共感性にあるが、この章の最初に記述された面接研究ということを考えると、ロジャーズ派は対人関係についての客観的な研究を軽視することは決してなかった。その結果、ロジャーズ派はクライエント中心療法の場で生じるプロセスのいくつかを明らかにし、その効果性についても、重要な証拠を提供している(Truax & Mitchell,1971)。」
(ウォルター・ミシェル(1930-),オズレム・アイダック,ショウダ・ユウイチ『パーソナリティ心理学』第Ⅴ部 現象学的・人間性レベル、第12章 現象学的・人間性レベルの諸概念、p.385、培風館 (2010)、黒沢香(監訳)・原島雅之(監訳))
(索引:クライエント中心療法)

パーソナリティ心理学―全体としての人間の理解



(出典:COLUMBIA UNIVERSITY IN THE CITY OF NEW YORK
ウォルター・ミシェル(1930-)の命題集(Collection of propositions of great philosophers) 「個人が所有する自由や成長へのわくわくするような可能性には限りがない。人は可能自己について建設的に再考し、再評価し、効力感をかなりの程度高めることができる。しかし、DNAはそのときの手段・道具に影響を与える。生物学に加えて、役割における文化や社会的な力も、人が統制できる事象および自らの可能性に関する認識の両方に影響を与え、制限を加える。これらの境界の内側で、人は、将来を具体化しながら、自らの人生についての実質的な統制を得る可能性をもっているし、その限界にまだ到達していない。
 数百年前のフランスの哲学者デカルトは、よく知られた名言「我思う、ゆえに我あり」を残し、現代心理学への道を開いた。パーソナリティについて知られるようになったことを用いて、私たちは彼の主張を次のよう に修正することができるだろう。「私は考える。それゆえ私を変えられる」と。なぜなら、考え方を変えることによって、何を感じるか何をなすか、そしてどんな人間になるかを変えることができるからである。」
(ウォルター・ミシェル(1930-),オズレム・アイダック,ショウダ・ユウイチ『パーソナリティ心理学』第Ⅶ部 各分析レベルの統合――全人としての人間、第18章 社会的文脈および文化とパーソナリティ、p.606、培風館 (2010)、黒沢香(監訳)・原島雅之(監訳))

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