生きているこの瞬間
【記憶せよ。各人はただ現在、この一瞬間にすぎない現在のみを生きるのだ。(マルクス・アウレーリウス(121-180))】「ほかのものは全部投げ捨ててただこれら少数のことを守れ。それと同時に記憶せよ、各人はただ現在、この一瞬間にすぎない現在のみを生きるのだということを。その他はすでに生きられてしまったか、もしくはまだ未知のものに属する。ゆえに各人の一生は小さく、彼の生きる地上の片隅も小さい。またもっとも長く続く死後の名声といえども小さく、それもすみやかに死に行く小人どもが次々とこれを受けついで行くことによるすぎない。その小人どもは自己を知らず、まして大昔に死んでしまった人間のことなど知る由もないのである。」
(マルクス・アウレーリウス(121-180)『自省録』第三巻、一〇、pp.43-44、[神谷美恵子・2007])
(索引:生きているこの瞬間)
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(出典:wikipedia)

(マルクス・アウレーリウス(121-180)『自省録』第四巻、四九、p.69、[神谷美恵子・2007])
(索引:波の絶えず砕ける岩頭の喩え)
マルクス・アウレーリウス(121-180)
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