内分泌系
【感情が引き起こす身体変化のうち内分泌系は、辺縁系を経由した入力情報を視床下部が受信し、直接に、あるいは下垂体とこれに直接に関係する諸領野を通って、ホルモンとペプチドの血流への放出を引き起こす。(ジョナサン・H・ターナー(1942-))】内分泌系
(a)視床下部
視床下部は他の辺縁系からの入力情報を受信し、そして直接に、あるいはより典型的には下垂体とこれに直接に関係する諸領野を通って、ホルモンとペプチドの血流への放出を引き起こす。
(b)神経刺激性のペプチドのフロー
(c)ホルモンのフロー
「この系は内分泌系から構成され、脳の血流を通して神経刺激性のペプチドのフローと、身体の全体的な脈管系に通じるホルモンのフローからなっている。視床下部は他の辺縁系からの入力情報を受信し、そして直接に、あるいはより典型的には下垂体とこれに直接に関係する諸領野を通って、ホルモンとペプチドの血流への放出を引き起こす。それらは伝達されるにともなって身体を活性化し、そしてすみずみまで作用し、脳血管系に戻るにつれて、それらは他の辺縁系に対して重要なフィードフォワードならびにフィードバック効果をもつ(Le Doux 1996)。もちろん、これらの効果が現われるまでには時間がかかる。なぜなら、ホルモンは身体中を頻繁に循環しなければならないからだ。」
(ジョナサン・H・ターナー(1942-)『感情の起源』第4章 人間感情の神経学、p.140、明石書店 (2007)、正岡寛司(訳))
(索引:内分泌系)
![]() |

(出典:Evolution Institute)

(ジョナサン・H・ターナー(1942-)『社会という檻』第8章 人間は社会的である、と考えすぎることの誤謬、pp.276-277、明石書店 (2009)、正岡寛司(訳))
ジョナサン・H・ターナー(1942-)
ジョナサン・H・ターナーの関連書籍(amazon)

検索(Jonathan H. Turner)
検索(ジョナサン・H・ターナー)